2024年1月24日 4:44 PM
少し前を振り返り1月中旬の話題に触れたい。
民進党候補が制した台湾総統選挙のことだ。
昨年から世界中がその動向を注目していた同選挙は
中台統一を目論む習近平=中国当局の圧力と
台湾の現状維持を望む民意のと戦いだった。
事実上の強権専制主義国家、中国のなりふり構わぬ圧力に
台湾の民意が勝利した事実は計り知れず大きい。
もちろん中台統一を望む台湾人も少なからずいる。
それでも、多くの一般市民らが望む結果であった事に
異論を挟む余地は大きくないはずだ。
翻って我が国の現実はあまりにお粗末極まりない。
話しはそれるが、日本に約2万人ほどいる郵便局長だが
局長になるには自民党入党が条件だと今朝の新聞で知った。
局長が党員なら、局員も? そう考えるのは自然なことだ。
経団連しかり、医師連盟しかり、不動産協会しかりだ。
そうした大きな組織が自分たちの利益のために自民党をまもり
そうした支持母体のために自民党が便宜を働く。
ゆうに半世紀以上、この構造が続く事態を許してきたのは
他ならない、日本の一般市民である私たち自身なのだ。
先の台湾総統選だが、その投票率は71.68%だったそうだ。
一方、日本の直近の国政選挙、2022年の参院選は52.05%である。
いい加減、目を覚まして欲しいものだ。
もはや「うつけの君主」と成り下がった今の内閣に
私たちの子どもや、その次の世代の未来を託せるはずがない。
追記
これもいつも言っている事なのですが
自民党が諸悪の根源だと言っているのではありません。
誰が支持したのか。高い投票率であったか。が大切なのです。
政治家は投票してくれた人の方を向いているのです。
多くの支持をくれた層に向かって便宜を働くのです。
つまり、棄権する人たちは無視されて自業自得なのです。
高い投票率で政治家を本気にさせなくてはいけないのです。
夜明けはいつかのう…
written by 太田
category : つぶやき
2024年1月9日 6:43 PM
年改まり早くも1週間。
ここ数日こそかなり冷え込んではいるが
東京は比較的暖かい日に恵まれた。
そのせいもあってか、自宅近所のあちこちで
いつも以上にランニング姿の人が目についた。
おそらく年初に誓いを立てたのだろう。
「今年こそ運動習慣を身につける」と。
目標を立てる事はとても大切だ。
やや極端な言い方をすれば
目標のない日々は、ただ死に向かう日々だ。
仕事で成長を遂げよう
英語を身につけよう
楽器の一つでも弾けるようになろう
料理のレパートリーを広げよう
タンスの中を片付けよう
etc…
何でもいい。
目標を定めクリアする習慣を
身につける事が肝心なのだ。
目標のない日々は
あてもなく巨大なショッピングモールに行くようなもの。
どれだけ店が多くて、商品が溢れていても
目的がないのだから買うべきものは見つからない。
モール内をただ彷徨うだけだ。
偶然面白いもの興味を引くものに出会ったとしても
それは一時凌ぎ。暇つぶし。
人生を満たすほどのものにはなり得ない。
目的さえあれば
小さな雑貨屋さんこそ宝の山になるのだ。
かく言う私の
今年の抱負、誓いは
まだ、ない。
彷徨えるオジサン。
初詣には行ってきたとさ。
written by 太田
category : つぶやき
2024年1月5日 4:59 PM
明日、世界が滅ぶとしても
それでも今日、私はりんごの苗を植える
ある大切な人が目の前に迫った死を
避けられない状況にあると知った際に
藁にもすがる思いで手に取った一冊。
その冒頭、1ページ目に書かれたこの言葉に
私は人目も憚らず嗚咽を漏らしてしまった。
先の言葉はルターが遺したと言われているが
私が目にしたのは柳田邦男著「ガン回廊の朝」でだった。
一見すると無駄や矛盾にに思える
その行為(言葉)は
無常を日常に変える
絶望を希望に変える力を持った
魔法の言葉だ。
以来、私はこの言葉を
お守りのようにして生きてきた。
平時には日常の有り難さを思い
辛い時には希望を見失わないために
胸に思い浮かべては心を照らしてきた。
元旦夕方に北陸能登を襲った震災に
心を痛める一年の始まりとなってしまった。
被害に遭われた方やその家族に思いを馳せれば
自然と、かの地の戦争や紛争を恨みます。
人災なのだから止めようがあるだろうにと。
地球上の全員が希望を失うことなく
今でなく、いつかでいいから
また前を向いて歩き始める事ができますように。
そう願って止みません。
追記:
当時、柳田氏の著書にはまり
しばらく著作を買い続けていました
何冊目かに手にした「毎日の言葉」。
同姓同名(漢字違い)の他人だと気づくまで
数十ページを費やした事は内緒です。
written by 太田
category : つぶやき
2023年12月22日 11:18 PM
年の瀬も押し詰まってまいりました。
「迫る」ではなく、「詰まる」です。
コロナ以前から禍中にかけて
立て続けに両親を亡くしたこともあり
どさくさに紛れて
年賀状をこっそり卒業しました。
出さなくなって5年が過ぎました。
年賀状を送っていたときは
印刷だけって不誠実な気がして
一言、せめて名前だけでも手書きで添えようと
何百枚もの葉書の束に向かったものでした。
その作業は丸1日を要しました。
いつも決まって仕事納めの翌日。
ひとりオフィスにこもって一枚一枚。
その日は実に多くの人の顔を思い浮かべる事になります。
頻繁に会うひと
離れたところ暮らすひと
暫くご無沙汰のひと
年賀状だけのお付き合いのひと
ひとり一人の顔を思い浮かべながら
ペンを走らせる作業は
それはそれで温かい気持ちになれる
貴重な時間でもありました。
年賀状を出さなくなったいま
代わりに手紙を書くようになりました。
季節に関係なく
おもにご無沙汰気味で
ふと、お顔が浮かんだ方へ
なんとなく挨拶として。
ある日わたしから
あなたのもとに手紙が届いたら
特別な事でなくそういう事情ですから
驚かないでくださいね。
手紙は万年筆で書く派です。
written by 太田
category : つぶやき
2023年11月6日 8:00 AM
最近、学校に通いはじめました。
学校案内のパンフやWeb制作
といった仕事の用事ではありません。
生徒として通っています。
私以外の生徒は娘息子の世代です。
教師にしても似たり寄ったり。
見た目だけはまるで私が教師みたいな教室です。
何を学んでいるかは恥ずかしいのもあり
ちゃんと成果を出せるまで伏せさせていただきますが
学校で勉強をするというのがとても新鮮です。
(趣味や教習所の類ではありませんよ)
物覚えもかなり悪くなり
反復もたどたどしく
さっき教えられたことが、もうできない。
三歩進んで二歩下がる
水前寺清子 365歩のマーチ状態ですが(古っ!)
それでも人に教わる刺激は快感です。
無双状態になったマリオが
亀も障害物も蹴散らして疾走する感覚(古っ!)*2回目
そうか。
分からなかったり
迷ったり
悩んだりしても
人に教わればこんなにもスムーズに解決するのか!
勉強から長く遠かってきた
年老いた大人たちは
この感覚を忘れてしまっているのかも知れません。
自分でできる、やらねばと思い込んでいる。
少しだけ
アタマが柔らかくなってきました。
通学のためにバッグを買いしました。
何事もカタチから入るタイプです。
written by 太田
category : つぶやき
2023年9月20日 4:24 PM
先日、取引先のとある会社さんの
創立30周年記念パーティーに呼ばれ
参加してきました。
立席ブッフェ形式の会のため
特に席が指定されていなかったのですが
たまたまテーブルを同じくした方々と
とても楽しい時間を過ごす事ができました。
この「ただ席が近かった」というのが
考えてみればとても大きなご縁です。
学生のときなど、ただそれだけの理由で親友ができたり
そういうご縁で結婚したカップルもいる事でしょう。
隣人のことを想い
手の届く範囲の人々と
たがいに手を取り合い
助け合うこと
そうして出来上がるのが地域であり
ひいては国を形作ることになるのです。
ウクライナ、、、
フクシマ、、、
ぜんぶ地球のうえで繋がっていると思うからこそ
まずは自分の手の届く範囲から
出来ることを粛々と。
季節はようやく秋ですね。
来たるべきこの秋を存分に楽しみましょう。
written by 太田
category : つぶやき
2023年8月8日 10:00 AM
パパが亡くなってからしばらくして
ある日ママがこんなことを言い出した。
「新聞で見た渋谷にある帽子やさんに行ったの」
パパと結婚するためだけに田舎から出てきて、
何でもパパに相談して決めていた人だった。
ひとりでは何もできないと思っていた。
「へぇー」と気のない返事をしたわたしに
買ってきたという帽子と新聞の切り抜きを見せてくれた。
渋谷から表参道へ向かう青山通りにある老舗の帽子やさんの記事だった。
帽子も記事の内容も憶えていないのだけど
変わったなと思った。
青山通りを歩いていたら、あの帽子やさんの店先に
「急なお話ですが8月末日で閉店することにしました」と貼り紙が貼ってあった。
店の前は何度も通っていたが、自分には似合わないと思って入ったことがなかった。
でも今日は躊躇わずドアを開けた。
似合う帽子はやっぱりなかった。
大特価3000円の紙のそばに麦わら帽子が積まれていた。
形といい色といい普段は買わない帽子に今日は手が伸びた。
「これは男性モノですか」とたずねると
この店の最後となる店主らしき男性が
「いいえ女性もかぶれます」
試しにかぶって、前の方のツバをあげると
「ツバは下げてください。太陽の光から目を守ります。そして真ん中に。その方がお似合いです」
「これください」
麦わら帽子をかぶって38℃の青山通りを歩いた。
written by amano
category : つぶやき