BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

電車のお供

通勤などの、つかのまの電車内で

スマホをいじっている人はとても多い。

私は極力スマホは取り出さないようにしている。

とくに朝夕の体が触れ合うほどに混雑しているときは

ポケットから取り出すのも面倒くさい。

そもそもその状況で取り出して見なくてはならないほど

重要なものは、そのときスマホの中にはない。

 

私が電車内で取り出すのは

もっぱら文庫本だ。

 

音も出さない。

光も発さない。

手指をせかせか動かす事もなく

つまり、他人に迷惑をかける可能性が極めて低い。

 

この「迷惑をかけていない」状態がいい。

周りの乗客も、本を開いている人に対しては

不思議と攻撃的にならない気がしている。

 

やたらと殺伐とした都心の電車内で

気持ちを穏やかに過ごす事ができる

貴重な電車のお供が文庫本なのだ。

written by 太田

品川を、住む。

通勤の山手線内で見た

マンション広告のキャッチコピー

「品川を、住む。」

 

相変わらずやってますね

不動産ポエム。

マンションポエムとも言うらしいです。

 

マンションを売り出す際の

広告で使われるキャッチコピーの類が

やたら詩情的でオモシロいと

ひととき話題にもなりました。

 

実は当社も創成期(1980、90年代)には

かなり多くの物件広告に携わっていました。

その当時からキャッチコピーは

なぜかポエム調でした。

 

「流れる雲に聞いてごらん

どこに行くのって」

 

上記は当社の前代表の作品です。

どこのマンションだったか忘れましたが

郊外の高い建物があまりない街の

物件だったのだと思います。

 

当人に「さすがに何も分からないよ」って

文句を言ったので覚えていました。

 

こうしたマンション広告ですが

手掛ける際にまず現地へ調査に出向きます。

立地、駅からの所用徒歩時間、

学校や商店など付近の生活施設等々。

クリエイターが自ら赴き

そうした情報を調べたものでした。

今もそうしているのかな。

 

で、「品川を、住む。」?

場所しか分かりません。

 

調べてみたら、物件の最寄り駅は

高輪ゲートウェイでした。

それもあるあるですけどね。

written by 太田

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