2024年3月28日 3:35 PM
電車のお供
通勤などの、つかのまの電車内で
スマホをいじっている人はとても多い。
私は極力スマホは取り出さないようにしている。
とくに朝夕の体が触れ合うほどに混雑しているときは
ポケットから取り出すのも面倒くさい。
そもそもその状況で取り出して見なくてはならないほど
重要なものは、そのときスマホの中にはない。
私が電車内で取り出すのは
もっぱら文庫本だ。
音も出さない。
光も発さない。
手指をせかせか動かす事もなく
つまり、他人に迷惑をかける可能性が極めて低い。
この「迷惑をかけていない」状態がいい。
周りの乗客も、本を開いている人に対しては
不思議と攻撃的にならない気がしている。
やたらと殺伐とした都心の電車内で
気持ちを穏やかに過ごす事ができる
貴重な電車のお供が文庫本なのだ。
written by 太田
category : つぶやき