2021年9月28日 8:00 AM
口コミ。
主に商品やサービスについての
ユーザー自身の体験談や評価など
web上の書き込みを指しますが
元々はニュアンスが違いました。
マスコミ(マスコミュニケーション)=大衆伝達に対し
目の前の相手と伝えあう口頭でのコミュニケーション
略して「口コミ」は、知人から知人へと伝わる
小規模な伝達のことで、大宅壮一氏による造語です。
会った事もない人の発信によるマスコミの情報より
知ってる、信頼している人の言うことだから信用できる
そういう情報が「口コミ情報」でした。
そのメリットは、古くから「バイラル」という用語で
情報を拡散させる手段として広告の現場で使われてきました。
(いまも盛んに行われていますね)
そうしているうちに
口コミの意味はずいぶんと様変わりしたようです。
知り合いではない他人による発信、つまり
元々は逆だったマスコミと同意語になった訳です。
口コミという神聖な手段が
宣伝広告の思惑によって汚された。
大袈裟なようですが、私はそのように
「クチコミ」という言葉に対して
少し寂しい気持ちになってしまいます。
・コロナは風邪と変わらない
・ワクチンは打つべきではない
・テレワークなど意味はない
そんな、Web上に蔓延る無責任な発信など
安易に信用していいはずがありません。
誰の言うことを信じるべきか
考えるまでもなく明らかに思うのですが。
追記:
ちなみに、バイラルはVirus(ウィルス)の類語です。
「ワクチンを打つべきではない」などのような
危険なデマを拡散する、まさにウイルスのように
厄介な情報などは、言葉の意味が似ていることと
偶然ではないように思います。用心したいものです。
written by 太田
category : つぶやき
2021年9月1日 10:00 AM
オリンピックはご覧になりましたか。
開会式から閉会式まで、
ずっと浮かれていた天野です。
夏休みと重なってチャンネル回しまくりです。
卓球、体操、水泳、柔道、ソフトボール、レスリング、飛び込み、バスケット。
なんと目まぐるしいこと!
テレビがもう一つないことを悔やみました。
オリンピック大好き
written by amano
category : つぶやき
2021年8月31日 8:00 AM
8月も今日で終わりですが
まだ、ビールがうまい暑さです。
毎年言っていますが
寒い冬よりは暑い夏の方が
やはりマシだなと思う太田です。
ところで最近のビール類のTVCMに
とても違和感を感じています。
「あーっ、うまい!」
「おいしーいっ!」
「ほんとうにおいしい!」
今をときめく俳優陣がこぞって
うまい、おいしいの大合唱です。
もう、どこの何のCMだか分かりません。
私がクリエイティブ業界で仕事を始めたころは
飲食物の表現に「美味」は使うなと言われたものです。
それは短絡的で恥ずべき行為だと教わりました。
美味しいって、具体的にどうなふうに?
美味しいだけじゃ味の特徴や、要素は伝わないよ?
競合品だって美味しいよ。どう違うの?
様々表現を駆使して、味の特徴や構成要素
その商品の出来上がった歴史や背景、作り手の思い
主観、客観を交えて事実を丁寧に積み上げ
結果的に見てくれる者、読んでくれる物たちに
「美味しそうだ」と感じてもらうのだと。
懐古主義ってつもりはないけれど
評価はあくまで他人がするものであって
決して自ら下すものではないと
わたしは思います。
そういえば、ビアガーデンなんて
もう随分と行ってないなあー
written by 太田
category : 未分類
2021年7月30日 8:00 AM
五輪ボラでは
フリートチームといって
海外から来日している関係者を
車で運ぶ仕事をしている太田です。
ちなみに関係者だけ、選手は運びません。
羽田、成田から選手村へ送ったり
選手村~競技会場間の移動や
報道陣をプレスセンターから滞在ホテルへ運ぶなど
主に臨海地区を走り回っています。
と言うのは、実は嘘で、、、
走り回るというには程遠く
ほとんどの時間は、待機場に詰めているだけ。
ひたすらお呼びがかかるのを待っています。
1日平均6~8時間の拘束時間で
その間、人を運ぶドライブは片道15分程度
それが、1日に1~2回あるだけ。
ひどいときは、朝から夕方まで詰めて
余った車を洗車しただけで帰った日もあります。
それなのに、
組織委員会は人員が足りない、もっと増やせと
タクシー会社からドライバーを買い上げるものだから
土日祝など、乗るクルマのない人でごった返しています。
言うまでもなく、プロドライバーたちは有給です。
どこまでグタグタなオリンピックです。
それでも、
五輪に関わっているという体験は刺激的です。
そこかしこにある専用、優先レーン。
あり得ないほど空いた首都高。
競技会場、そのバックヤード。
思いを共有するたくさんの仲間たち。
選手や競技は見えないけど
観客もないので熱気も、喧騒もないけど
中から見るオリンピックは
大昔、初めて原宿のホコテンで踊ったときの
輪の中から見る景色に、どこか似ていて
理屈や言葉で表せない何かが
体から湧いて来る衝動に包まれます。
オリンピックも中盤、折り返し。
ここへ来て、爆発的に感染拡大を続けるコロナ。
浮かれている場合でないことも確か。
最後までしっかりと見届けたいと思います。
本当はMIRAIに乗りたいのだよ~
written by 太田
category : つぶやき
2021年7月13日 3:59 PM
社会に出て間のない若者だった頃
1964年生まれです、
そう自己紹介すると、
十中八九「東京オリンピックの年だね」
と答えが返ってきたものでした。
特に私の父はその事に思い入れが強く、
ちょっとした1964東京五輪グッズコレクターでした。
そんな父も一昨年亡くなります。
食道がんでした。
病気が発覚した当時、
離れて暮らしていた両親を
私のもとへ呼び寄せ、
介護生活が始まりますが、
その頃、ちょど五輪ボラの募集があり、
2020東京大会に参加する姿を
父に見せてあげようと、
応募を決めたのでした。
自分の余命の永くない事を悟っていた父も、
そのオリンピックまでは
生きる事を目標にするようになりますが、
残念ながら間に合わなかった訳です。
私は今、
ボランティア活動の初日に向かっています。
自宅を出る時からユニフォームで、
と言われているので、
大江戸線の中でたいそう浮いています(笑。
心配した反対派からの中傷も受けず、
かと言え割と冷ややかな目多数の中、
築地市場跡へと向かっています。
改めて思うのです。
オリンピックは誰のものなのか。
自分なりのその答えを、
掴んできたいと思います。
2021.7/10 am7:15記
written by 太田
category : 未分類