2021年7月30日 8:00 AM
現場から以上です
五輪ボラでは
フリートチームといって
海外から来日している関係者を
車で運ぶ仕事をしている太田です。
ちなみに関係者だけ、選手は運びません。
羽田、成田から選手村へ送ったり
選手村~競技会場間の移動や
報道陣をプレスセンターから滞在ホテルへ運ぶなど
主に臨海地区を走り回っています。
と言うのは、実は嘘で、、、
走り回るというには程遠く
ほとんどの時間は、待機場に詰めているだけ。
ひたすらお呼びがかかるのを待っています。
1日平均6~8時間の拘束時間で
その間、人を運ぶドライブは片道15分程度
それが、1日に1~2回あるだけ。
ひどいときは、朝から夕方まで詰めて
余った車を洗車しただけで帰った日もあります。
それなのに、
組織委員会は人員が足りない、もっと増やせと
タクシー会社からドライバーを買い上げるものだから
土日祝など、乗るクルマのない人でごった返しています。
言うまでもなく、プロドライバーたちは有給です。
どこまでグタグタなオリンピックです。
それでも、
五輪に関わっているという体験は刺激的です。
そこかしこにある専用、優先レーン。
あり得ないほど空いた首都高。
競技会場、そのバックヤード。
思いを共有するたくさんの仲間たち。
選手や競技は見えないけど
観客もないので熱気も、喧騒もないけど
中から見るオリンピックは
大昔、初めて原宿のホコテンで踊ったときの
輪の中から見る景色に、どこか似ていて
理屈や言葉で表せない何かが
体から湧いて来る衝動に包まれます。
オリンピックも中盤、折り返し。
ここへ来て、爆発的に感染拡大を続けるコロナ。
浮かれている場合でないことも確か。
最後までしっかりと見届けたいと思います。
本当はMIRAIに乗りたいのだよ~
written by 太田
category : つぶやき