BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

3年目

 

今年度の採用のため

面接を行ったと

先週、このブログで書きました。

 

そんな中で私たちは

一人の専門学校生と出会いました。

 

彼女は3年前の今日、

3月11日。

高校生だったそうです。

被災地の真っ只中、学校に居り難を逃れます。

 

ご両親も無事です。

いまも仮設住宅で暮らしていらっしゃいます。

 

そんな中

翌年から専門学校に通うことになり

県内の中央都市で一人暮らしをしながら

懸命にデザインを学びました。

 

大変なことだったと思います。

彼女は本当に懸命にデザインを学びました。

 

だって

スゴイんです。作品が。

 

すでにお金をとれるレベルなんです。

 

ポスターにしても

ロゴにしても

 

機能はもちろん

訴えかける力が

私なんか到底かないません。

 

だから、

不採用としました。

 

彼女には

もっと大きなフィールドに羽ばたいてほしいと

心から、そう思いました。

 

自信がないわけではありません。

 

この努力と才能を

最終的には彼女自身も望む

復興に多いに役立てるため

それにふさわしい職場についてほしい。

そう思いました。

 

どなたか

ご興味あれご紹介いたします。

 

スンゴイ、グラフィック・デザイナーの卵を

育ててやってくれませんか。

 

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written by 太田

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