BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

卒業

こんにちは、太田です。

東京にも桜開花の知らせが届きました。

卒業シーズン真っ盛りですね。

 

卒業も大きな環境変化のひとつですが

環境が大きく変化する出来事と言えば

ほかにも結婚、離婚、引越し。

就職、人事異動、転職。病気、怪我、

etc…

 

そして、それら大きな環境変化には

大抵、ストレスが付き物です。

 

それがたとえ、めでたい事であっても

人は急激な環境の変化を好まない傾向にあるそうです。

慣れ親しんだところから、いきなり

不慣れな環境に放り出されることは

生物にとって、生存の危機に晒されるため

本能的に恐怖を感じるものらしいのです。

 

そんな中、世の少年少女は小・中学校、高校、

さらに大学と、10~20代に差し掛かる少年期に

卒業・入学という環境変化を幾度と超えます。

少年少女はその都度、不安と期待に晒されながら

希望と、ときに絶望を胸に、旅立ちを繰り返します。

子どもが子どものままの新鮮さを保つのは

そうした繰り返しに、嫌が上にも翻弄されるから

なのかも知れません。

 

しかし、環境の変化は不安の対象であるとともに

一方で大きなチャンスの扉でもあります。

ノアの箱船も、宇宙戦艦ヤマトも

絶望的な現状を打破するために旅立ちました。

 

3月。

あなたのその不安と希望に満ちた卒業が

あなたの素晴らしい未来のための扉であるように

そのためのドキドキとして報われますように。

 

さあ。卒業の後には

惜しむ暇も与えてくれぬほどすぐに

新生活が控えています。

 

4月。

よいスタートをきれますように。

心から祈り、見守っています。

written by 太田

カウントダウン

いつか

東京マラソンと

ホノルルマラソンには

参加したいと

夢想している太田です。

 

ゴールを切る達成感

というより

走っている事自体が

割と好きみたいです。

 

ほかにも

・料理

・登山

・バイクツーリング

・プラネタリウム鑑賞

 

などをしているときは

他の事は考えず

そのことに集中していて

無心になれます。

 

お手軽なものですと

包丁を研いでいるときなども

そんな境地です。

 

無心になれる事って

癒しや気分転換になりますよね。

 

自分なりのそうした時間のために

出かけてみませんか。

暖かい春の日を迎えるまで、

もう両手で数えらるほどです。

 

written by 太田

じつは、、、

気がつけば

暖房の量も減ってきたこの頃。

冬もいつかは終わり

必ず春はやってくるんだ。

今日からはまた

少し背筋を伸ばして歩こうと思う

太田です。

 

じつは

弊社はこの春、創業35周年を迎えます。

5年前、たくさんの方に

お越しいただき祝っていただいた

あの30周年パーティーからもう5年が経ちます。

 

写真は皆さまからいただいた

たくさんの花やプレゼントたちのほんの一部です。

狭いオフィスが、言葉通り

足の踏み場もない状況でした。

 

胸がいっぱいになる思いで過ごしたその数日。

いま思い出しても目頭が熱くなる思いです。

 

人は嬉しかったことも

辛かったことも

いずれ思い出の彼方に追いやり

少しずつ忘れていくものです。

 

もちろん、そうしなければ

辛く苦しい思いを抱えたまま

ずっと生きなければなりませんから

忘れていいのでしょう。

 

だけど、辛く苦しくなったとき

こうした幸せだった思い出が

自分をうんと励ましてくれることも

また、あります。

 

今日、辛い思いの中にいるひと。

かならずきっと出口はあります。

今日、幸せの中にいるひと。

いまは思い切り噛み締めてください。

 

未来のあなたに

たくさんの幸がありますように。

 

written by 太田

ゆるす

価値観の合う人、近い人。

そんな人、本当にいるのでしょうか。

気の合う人ならいる、太田です。

 

どうしても、理解できない理屈を押し付ける人。

どうしても、言い分を理解してくれない人。

どうしても、分かり合えない人。

 

分かり合えないだけならいいけど

そういう相手は大抵、怒っている訳で、、、

 

いっそ、縁を切ればいいんだけど

その相手との縁を切る訳にいかないなら

赦すしかないだろう。

 

怒りに囚われた心は

その怒りに支配されてしまい

余裕を奪ってしまう。

しかも怒りは相手の怒りにも火をつける。

ただただ厄介なだけのもの。

 

どうせ分かり合えないのなら

分かり合わないまま、赦してしまえばいい。

互いの理解できない部分を残したまま

赦して付き合っていけばいい。

 

そう思いませんか。

 

嫌な事は酒場に捨てます。

 

written by 太田

こんなとき

  1. 突然ですが

こんなとき、どうしますか。

半蔵門線車内、渋谷方面走行中。

見ず知らずの他人。

むちゃカッコつけてる若めの中年。

 

2019年、代表最初の投稿が

こんなので、大丈夫なのか!?

 

ちなみに、わたしの場合。

この後、一言ご注意申し上げました。

お節介なおじさん、太田でした。

 

written by 太田

まもる

今年もあとわずか

大変お世話になりました

太田から今年最後の更新です。

 

わたしには

守るべきものがあります。

それは誇り、生きがいです。

それは娘たちです。

それは仕事とそれを共にする仲間です。

 

そして、私にとって

それらの全てを叶えているのが

このクロスという会社です。

 

創業者という立場でない方には

なかなか理解しづらいかもしれませんが

会社というのは自分の子どものようなものです。

産んで、育てて、年月を重ねてきました。

少々出来が悪いからといったって

自分のこどもを見捨てる人はいないでしょう。

 

だから、それを守りたいと思うのは

決して小さな見栄や執着ではないのです。

 

生活の糧を得るためだけの仕事であれば

何処でだって、何であったって

お金をもうらう事になんら変わりはありません。

だけど、やっぱりこう思うのです。

 

仕事は楽しく

みんな仲良く

 

これは、クロスの創業者・伊藤修氏が

常日頃、口にしていたことです。

それを私が標語っぽく仕立て直して社訓としました。

これからも、まもっていきたい。

そう思っています。

 

written by 太田

ゆれる

X’masを過ぎると

最終コーナーを駆け抜けるがごとく

一気に年末感を増しますね。

 

年末年始の準備はいかがですか。

今年は年を越すのではなくて

「来月が来る」程度の気持ちで

やり過ごす事にした太田です。

 

この11・12月。俄に降ってわいた

南青山児童相談所建設問題にゆれる

表参道・青山界隈ですが

 

この辺りにはもともと

「こどもの城(閉館)」や

落合恵子さんの「クレヨンハウス」、

「キディランド」、その他もろもろ

こどもと、こどもを育てる親たちの集う

施設や環境が豊富にあります。

 

そこには日本全国はもとより海外からも

多くの親子が集って賑わい

明るく健全に多様性の輪を広げています。

そのためか、近隣の六本木・赤坂・麻布など

大人な印象の街に比べて、青山・表参道には

よりクリーンなイメージがあるようです。

 

資産価値や教育優位性を邪魔するなと主張する

「自分さえ良ければいい」という連中が

それこそ、青山のイメージを失墜しているのです。

何とも見当違いな主張に聞こえます。

 

ちなみに、弊社のオフィスがあるのは

渋谷区神宮前。

港区ではありませんが、なにか?

written by 太田

一徹

気づくと

豆腐ばっかり食べている

らしい、太田です。

 

自宅の近所に

とても美味しい豆腐を作る

お豆腐屋さんがあります。

 

ごく普通の、ありふれた

と言っては失礼かも知れませんが

よくある町の豆腐屋さんです。

 

値段もとてもお手頃で

スーパーに並ぶ一般的なものと

ほとんど変わりません。

 

「今日はうまくできたって

ウチの大将のお墨付きですよ」

おかみさんはそう言って、

手際よく袋に入れて

豆腐を手渡してくれます。

 

大豆の香りがふわっと立ち

口に含むとやさしい甘みが

いっぱいに広がります。

 

私より一回りほどお若いご主人。

これがなかなかのイラチモノ。

毎朝、出勤時に店の前を通るのですが

威勢の良い怒鳴り声が

店の外にまで響いてきます。

 

私は職人のこういう気質が

嫌いではありません。

 

怒鳴られる方はたまったものでは

ないのでしょうけれど

作るもの、売るもののことを

真剣に考えて取り組めば

自ずとせっかちにもなるし

気も立つものだと思うからです。

 

肝心なのはメリハリでしょう。

一度、仕事を離れたらしっかり恩返し、

アフターフォローを忘れずに。

 

決して自分の言い訳を

しているのではありませんから!

written by 太田

ボヘミアン

「ボヘミアン」

と聞くと、

真っ先に絶叫する山下真司さんを

思い浮かべる太田です。

*分かる人にはわかります

 

そんな私も忙しい仕事の合間をぬって

観てまいりました

「ボヘミアン・ラプソディ」

 

まだまだ公開初期なので多くは語りません。

ただ、ひとつだけ言うと

「才能」とは残酷な現実だなと

改めて思うのです。

 

映画そのものは圧巻でした。

ちょうど、今の仕事に就いたころ

開催されたライブ・エイド。

一日中、テレビに釘付けになって観た

あのステージを

見事に再現していました。

 

だけど、映画の間中

ずっと、先の事が頭を離れませんでした。

才能とは、かくも残酷な現実だと。

 

ある程度、いや、ほとんどの事は

努力で成し遂げる事ができるでしょう。

けれど、「才能」は

それを軽々と超えてしまう場合がある。

 

それが幸せかどうかは別にして。

そんな事を思う映画でした。

 

written by 太田

ノスタルジー

人生の後半戦のはずの戦いを

いまだルーキーのごとく

地方予選を戦いまくっているような

太田です。

 

赤字路線の廃線ニュースを聞くたびに

地方の衰退に思いを馳せる私ですが

都会のど真ん中にも廃線・廃駅があるのを

ご存知ですか?

 

その名を「飯田町駅」と言います。

飯田橋と水道橋の間あたり、

中央線の線路に平行して、その線と駅はあり

平成の中頃まで現役で稼働していたことを

知っている人は以外と少ないようですね。

 

それは貨物専用の駅でした。

この近辺には凸版印刷や大日本印刷があり

さらに、そのような大手印刷会社の城下では

中小の印刷会社が今もたくさんひしめきます。

そこで、この飯田町駅と引き込み線は

おもに紙を運こぶために使われていました。

 

この一帯が整理され、

新たなビルが立ち並び始めたのは

つい最近になってのことです。

 

紙と印刷に携わっていると

この業界の近年の変化には

驚くことがたくさんあります。

変化の中で新しいことを吸収することに

夢中になるあまり、かつてのことは

忘れ去っていくばかりというのも

それはそれで寂しいものだなと。

 

決して過去にすがるのではなく、

現在が過去の延長上にあることを

忘れずにいたいものです。

 

最近、この「飯田町駅」跡を

たまたま通りがかったのですが

写真を撮るのを忘れてしまいました。

忘れない、って話をしてるのに、、、

written by 太田

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