BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

予告

東京五輪年生まれ

太田です。

 

64年の東京オリンピック。

両親は開会式を観るために

テレビを買ったそうです。

 

そんな年に生まれた

私たちオリンピックベビーは

自己紹介の際に

「オリンピック年生まれです」

と言うのが、どこか誇らしいのです。

自分の手柄でもなんでもないんですけどね。

 

無事、締め切り前に

エントリーを済ませました。

エンブレムデザイン。

 

採用されても一切のバッシングは

受け付けませんので悪しからず。

 

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新幹線も1964年生まれ。

新幹線の写真がなかったので

東京タワー。

written by 太田

きたろうとともに

妖怪が妖怪をやっつける?

味方が敵(鼠色のヤツね)?

目玉がしゃべる?

 

不思議なアニメ。

 

それでも毎週釘付け。

ツリーハウスが羨ましかった。

あんな部屋が欲しいと

今でも本気で思う。

 

だから少年のころ

雑木林に秘密基地を作り

マンガと駄菓子を持ち込んで

地主にひどく怒られたっけ。

 

懐かしいな。

 

お疲れさまでした。

水木しげるさん。

そっちには、さぞかし

友達がたくさんいるでしょうから

さみしくないですね。

 

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written by 太田

とりとめもなく

2週間ものリフレッシュ休暇から

平然と社会復帰している内山の様子に

驚きを隠しきれない太田です。

無事に年を越せることを祈ります。

 

来年1、2月のスケジュールが

早くも埋まりつつあります。

再来月のことだと思えば

決して驚くことではないのですが

猛スピードで過ぎゆく時の流れを

改めて実感しています。

 

そして、この時期になると

否が応でも思い出されるのが

インフルエンザ。この5年間で

3回も感染してしまいました。

方々に迷惑をかけ倒しました。

申し訳ありませんでした。

毎年、予防接種は受けてるんですが……

 

今年は無事に乗り切りってみせます。

まずは無理をしないこと。

あと、忘年会を張り切り過ぎないこと。

 

ちなみに弊社の恒例大忘年会は

12月28日(月)です。

順次ご案内メールをお送りしますが

心当たりのある方々は

予定に入れておいてください。

 

と、まぁ何とも

とりとめもない話題に終始してしまいました。

内山のペースに乱されないよう

注意しなくては。

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written by 太田

こまがたでどぜう

たまには親孝行もする

太田です。

 

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「こまがたでどぜうがたべたいの」

という母を連れ立って

『駒形どぜう』まで。

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この店のいつも関心するところは

店員が呼ばずとも寄ってくるところ。

品書き帳に手を伸ばし

ちょっと顔をあげるだけです。

 

気づけば「ご用はなんでしょう」と

隣に立っています。

気持ちもお腹も満足です。

ごちそうさまでした。

 

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ザ・DNA。

 

written by 太田

青春グラフィティー

明治神宮前交差点。

 

私が通っていた10代後半のころ

いまは東急プラザになったところには

バラックが立ち並ぶ

古着屋村がありました。

 

地下へ入る店も結構あり

カビくさい店内で

スカジャンやGジャンを物色したり

○○○○な○○○○も売られてたり。

 

この街が

ファッションの先端にあったことは

今も変わりませんが

街の様子は今とは異なるものでした。

 

そんな頃から、この交差点の一角に

ロッテリアはありました。

背伸びしてプールバーなんぞに行ったりもしましたが

おサイフが淋しいときや

背伸びに疲れたときには

お腹を満たしてくれたものでした。

 

lotteria

 

10月末で閉店しました。

店の前に貼られた閉店案内に足を止める人は

私だけではないようです。

 

同じような年頃の紳士淑女の方々が

ほんのひと時、この店の前で。

written by 太田

余白

毎日の通い慣れた通勤でも

たまに同じ道を歩かず、たとえば

いつもと反対側の歩道を歩くだけでも

見慣れた景色が新鮮に見えます。

 

さらに、ちょっと遠回りなんかしたら

意外な再発見があったりして。

そんな時は得した気分になりますね。

 

そのためには「余裕」が必要です。

 

まず時間の余裕。

急いでいては遠回りできません。

そして心の余裕。

たとえ切羽詰まっていても

ほんの少し心の隙間が見つかれば

たとえ一瞬でも、安らぎを

得ることができるでしょう。

 

その余裕。

余白と言い換えてもいいでしょう。

余白はときに緩衝材になり

衝撃を吸収してくれます。

ときに詰め物になり

中を満たしてくれます。

ときにスクリーンとなり

想像を実像にしてくれます。

 

余白を大胆に残したり

野山をシンプルな線だけで

表したりする日本画や山水画の手法は

この余白を「描く」ことです。

 

つまり、余白(余裕)とは

決して余ったものではなく

自らの意思でつくるものなのですね。

 

このような東洋人の感性が

私は好きです。

「もの・こと・かかわり」に

適度な余白を設けて

傷つけず、尊重し、委ねる。

 

見ようによっては

物足りなかったり、無責任だったり

中途半端に見えるかも知れません。

でも、それは計算し尽くされた

あえてつくられた余白であって

大きくて優しい力を持つのです。

 

デザインも同じ。

欲張り過ぎず、シンプルに、丁寧に。

余韻で伝わるような

そんな仕事を目指したいものです。

 

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先週ご紹介した『ガラスの茶室』。

別角度から見ると、こんな感じです。

眼下には京都の街が一望です。

 

written by 太田

たまたまおまたから

奈良京都の続き。

 

清水寺の北に位置する

東山山頂公園。

この敷地内にある

将軍塚青龍殿をご存知でしょうか。

 

京都の新名所となりつつある

この大展望テラスに

吉岡徳仁氏の手がけた

ガラスの茶室が公開されていると

タクシー運転手さんから聞き

それはぜひ、と行ってきた次第。

 

想像以上。

素晴らしい、絶品ロケーションです。

まだ人もまばらですしオススメです。

 

立地は送迎バスやタクシーで

行くことになるような場所ですが

オススメはハイキング気分で登る

知恩院から続くプチ登山コース。

 

片道15分程度ですので

サンダル履きでもなければ

誰でも簡単に登頂できますよ。

 

こんなミラクルにも会えます。

 

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左のご婦人、、、

 

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スペシウム光線がっ!?

written by 太田

いま、ふたたびの、奈良へ。

仕事柄、

日本全国を飛び回りますが

奈良は修学旅行以来。

太田です。

 

連休を使って

恒例の社員旅行で行ってきました。

調整にご協力いただいた皆さま

ありがとうございました。

 

奈良。

思いの外、いいです。

大人になってから行くところですね。

中坊が修学旅行で行ったって

この良さは分からないよ。

 

いろいろ楽しかったので

私から多くは語らず

社員たちの報告に委ねます。

 

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興福寺 五重塔。

残念!

つまめてないよ。

written by 太田

道路工事か

夏が終わり

秋が深まるにつれ増えるのが

なぜか道路工事。

 

オフィスの近所でも

やってますよ。

アスファルトを掘り起こして

地面の土を露にして。

 

そんな現場に出くわすと

いつも思うことがあります。

当たり前のことだけど

忘れていること。

 

このアスファルトの下は

土なんだなって。

地球なんだよなって。

 

東京で暮らしていると

人工の島かなんかにいるような

そんな気分になっているけど

人工的なのは、実は表面だけで

それは地表にちょっと

被さっているだけなんだ。

 

地表の人工物を一枚剥がせば

そこには地面があって

その下にはいくつもの地層があって

中心にはマグマが渦巻いて。

 

立派な邸宅も

大きなショッピング施設も

上物は建てたヒトの

ものなのかも知れないけど

地面は誰のものでもないし

地面は皆のものでもある。

 

と、ここまで書いて

オチまで辿り着けませんでした。

打ち合わせに行ってきます。

続きは気が向いたらいずれ。

 

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written by 太田

十六夜


日曜日の十五夜。

月曜日の十六夜(いざよい)と

とても奇麗な月でしたね。

まんまるで。

明るくて。

 

月の明かりだけで

写真が撮れるほどでした。

 

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拙宅のバルコニーにて。

柵の影が月明かりによるもので

手前のハイライトは月の反射です。

 

月明かりだけを頼りに

夜中に標高123mほどの

小山の頂上を極めたことがあります。

瀬戸内の直島でのことでした。

 

地元の人に誘われて。

 

「直島と言えばアートの島だけど

こんな月の明るい日にしか見れない

オススメのスポットがあるんだ」

 

そう言って連れていってくれました。

外灯は皆無。

懐中電灯も持たず。

それでも、全く問題なく不安無く

足下から山頂まで

ハッキリ見渡せました。

 

昼間と違うのは

色と明暗の差が少ない世界。

だからこそ

見るものがはっきりしました。

 

そんな事を思い出しました。

あの日、あの夜も十六夜でした。

 

written by 太田

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