BANAPA通信
表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ
2017年2月14日 10:00 AM
ん、
寒さが和らぎ始めてる?
もしかして。
太田です。
《正しさ》の基準は
Mother taught(母の教え)だと
ハーバード現役教授に教わったと
以前に書きました。
たしかに
私も実に多くの大切なことを
母から教えられました。
中でも、もっとも
繰り返し植えつけられたのは
《自立せよ》ということ。
難しくないんです。
「自分の腹くらい、
自分で満たせるようになりなさい」
それだけです。
そうして6歳になると
煮炊きを叩き込まれました。
おかげで、すっかり
料理はお手のモノなわけです。
自立=自力でメシが食える
単純だなぁ〜
なんて、無邪気に思っていたのですが
自力でメシが食えることの
難しさ、厳しさ、大切さを
なるほど、料理を通して言っていたのか。
最近になってやっと分かりました。
でも本人はこうも言うんです。
「自分でやってくれたら、
私が楽できるでしょ」って。
いつも、何枚もうわてなのです。
written by 太田
category : つぶやき
2017年2月7日 10:00 AM
こんなに寒いのに
奇跡的に風邪をひかずにいる
太田です。
ずいぶん前の話ですが
結構な大人になってから
大型二輪の免許を取得しました。
教習所に通っていたとき
教官から聞かされた話で
やけに印象に残っていることがあります。
それは
「バイクは乗り手の視線の方向に進む」
というものです。
左へ曲がりたければ
まず、進みたい方向(左)に
首を振り、目を向けろというのです。
これが実に面白いように
その通りなんです。
だから逆に、例えば
カーブに差し掛かったときに
「あっ、あのガードレール怖いな」
「曲がりきれず、ぶつかったらヤダな」
そう思って、カーブの外側に目を向けていると
目を向けた方へ寄って行ってしまうんです。
そこで、しっかりカーブの先
進みたい方向を《見る》と、あら不思議。
スーゥッ、と曲がって行くのですよ。
この快感は、おそらく
バイク乗りにしか分からないでしょう。
でも、
これってバイクに限らずですよね。
どこへ向かうのか。
向かいたいのか。
しっかり視線を向けなくちゃね。
written by 太田
category : つぶやき
2017年1月31日 9:00 AM
大久保食べ歩き大好き。
太田です。
1月26日は何の日。
ピンとくる方も中にはおいでかと。
2001年。
金曜日の夜、新大久保駅。
泥酔した男性が線路に転落。
たまたま居合わせた
韓国人留学生と日本人カメラマンが
助け上げようと線路内に飛び降り
三名とも、電車にはねられ
亡くなった、あの事故の日です。
通勤で山手線を使っているので
毎日、新大久保駅を通ります。
主に通過するだけですが
夜は途中下車し、百人町あたりで
呑んだくれることもあります。
そんな際に、
たまたま気づいたのです。
気づいた日からは毎年
1月26日になると、この場所へ
足を向けるようになりました。
ホームから改札に向かう
階段の途中にそれはあります。
二人の勇気を讃える言葉と、
二つの国の友好を願う言葉が
壁面の碑に刻まれています。
毎年1月26日。この場所には
花や祈りを捧げる人が絶えません。
韓国人、日本人が入り混じって。
ちょっと立ち止まる人も大勢います。
この情景が希望をくれるのです。
人は、心の底では
きっと分かり合えると。
written by 太田
category : つぶやき
2017年1月24日 5:15 PM
太田です。
本当に寒い日が続きますね。
お体ご自愛ください。
企業の経営幹部候補向けの
とあるビジネス・スクールの
お手伝いをしています。
稀に聴講させていただく機会もあり
先日、たっぷり二日間
授業に参加させていだきました。
それはもう
メカラウロコが落ちまくりでした。
残念ながら講義の内容を
明かすことはできないのですが
印象的だったエピソードを
ほんの少しだけ、おすそ分け。
企業経営に大切なポイントは
いくつかある訳ですが、中でも
《正しくある》ことが
とても重要であると言います。
そして、正しさの基準は
「Mother taught」であると。
つまり、母の教えです。
人に迷惑をかけてはけない。
人の役に立つ大人になりなさい。
そういう
母が繰り返し教えてくれたことが
とても大切なんだと
ハーバード現役講師が言うのです。
これからも、母の心に寄り添い
母の声に耳を傾けていきたい。
あらためて、そう思うのでした。
written by 太田
category : つぶやき
2017年1月17日 9:00 AM
太田です。
若い電通社員が、過労を苦に自殺したという
ニュース。いまだ記憶に新しい方も多いので
はないだろうか。昨年のクリスマスの朝。そ
の女性の母による手記が、新聞朝刊の一面を
覆った。とてもせつなく、そして深く考えさ
せらるものだった。
もがき苦しむ日々のなか、絞り出した結論は
愛娘の死を契機に《働き過ぎ》の世の中を見
直して欲しい。という訴えだった。
これには私もただうつむくしかなかった。労
働時間など知ったことではない。という悪し
き習慣が根強いこの業界に身を置く者として
自戒を込めて一言申し上げておきたい。
かつて、クリエイティブ業界で働くコピーラ
イターやデザイナーといったクリエイターは
誇り高き職人だった。日々鍛錬を怠らず社会
的にも特別な技能を身につけた技術者として
丁寧に扱われていた。
しかし。幾多の不景気の波を乗り越えるうち
に、市場は小さくなってしまった。少なくな
った仕事を取り合い、取ったら失いたくない
がために、やがてどんな理不尽な要求も、言
いなりに応えて甘やかす風潮が、一部にすっ
かり蔓延してしまった。
その結果が《お客さまは神さま》状態だ。経
験も知識も乏しい若手でさえ、ベテランのク
リエイターに対して、平気で無茶を言いつけ
る。お金を払う側は、何を言いつけても、何
度やらせても構わないのだと、勘違いさせて
しまった責任の一端は、我々クリエイター自
身にもあるだろう。
それでも、こなすのは生身の人間である。頼
む側に悪意がないのは承知しているが、その
人間の大切な時間と、その人間が修練を積み
重ねて身につけた、貴重な技と労力を、何気
ない一言で無尽蔵に食い散らかしているのだ
ということに、少しは想像を巡らせてもらえ
ないものかと訴えたい。
しかし、そういう自分も、知らず識らずのう
ちに、こうした事態の《神さま》になってい
たのだと気づかされた。
例えば。宅配便で再配達を利用するケースは
全配達の2割以上にもなるという。自分で日
時を指定しておきながら、不在にしてしまっ
たことが、正直、何度かある。宅配従事者の
ご苦労に、下げた頭が上がらない。
また例えば。正月三が日のデパートの初売り
に電車に乗って行き、ついでに外食し、帰り
にコンビニに寄る。そのために、どれだけの
人々が正月を休まず働いてくれたのか。頭で
は分かっていたつもりだが、感謝の気持ちが
足りていなかったと、つくづく思う。ちょっ
と段取りが悪かったぐらいで「気が利かない
な」と、正月返上で働いてくれている人に対
して、不満さえ持った自分が恥ずかしい。
便利な世の中である。色んなところで助かっ
ている。けれど、それは決して当たり前のこ
とではなく、誰かしらの貴重な時間と労力に
よってもたらされているのだ、ということに
自分こそ、もっと想像を巡らせなければなら
ないではないかと、今は思う。
冒頭の一件。電通に、責任は当然ある。本人
の資質の問題もなくはないだろう。けれど私
を含むその他の人間に、まったく責任はない
のだろうか。彼女の死を「私は関係ありませ
ん」と、全ての人が言い切れるだろうか。無
自覚のうちに誰かの時間を奪ったり、追いつ
めたりはしていないだろうか。
ひとつの命が消えてしまった事実は、あまり
に大き過ぎる。せめて、この事をきっかけに
《人を思いやる》風潮が、広く浸透すること
を願うばかりだ。
written by 太田
category : つぶやき
2017年1月4日 10:41 AM
個人的には
どうでもいいことですが
昨年はSMAP解散騒動に
終始した一年でしたね。
私たちクロスも
一見、スタッフ仲のよい
チームに見えますが
過去30年の間には何度も
苦い別れを繰り返してきました。
いま、こうして
私たちがここにいるのは
決して、勝ち残ったのではなく
見方を変えれば
むしろ、捨て置かれた
残骸であるのかも知れません。
このように
ある状況、出来事は
どこから見るかで
大きくその評価が変わります。
だから
自分が正しい
相手が悪い
世の中が悪い
そんなのどうでもいい。
前を向いて進むしかない。
いま、自分のまわりにいる
仲間たちのために。
仲間たちとともに。
本年もよろしくお願いいたします。
写真に写っている方々。
無許可でごめんなさい!
written by 太田
category : つぶやき
2016年12月27日 9:00 AM
「しごとは、たのしく
みんな、なかよく」
クロスの社訓です。
皆さんは何のために働いていますか?
お金を得るため。
自己表現のため。
時間を潰すため。
その答えは人様々でしょう。
みな各々の事情や思いで働いています。
一方、会社とは人が集って働く場所です。
一緒に働く以上、目的がバラバラでは困ります。
向かう場所も定まりません。
そのため会社には、
そこで働く人々に共通の
働く理由が必要です。
その理由を共感・共有できるからこその
仲間なのだと思っています。
クロスのモットーには、
大層なことはできないけれど、
私たちと関わることで、ほんの少しでも
「良かった」、「楽しかった」
そう思ってもらいたい。つまり
身近な人たちと喜びを共感したい。
そんな思いが込められているのです。
今年も多くの皆さんと
楽しい瞬間をたくさん
共有することができました。
ありがとうございました。
仕事ですから
決してラクなことばかりではありませんが
来年も張り切って参りましょう!
モットーが英語って知ってました?
恥ずかしながら、最近知りました。
あたたかい温泉の流れる川に
大興奮♪
written by 太田
category : つぶやき
2016年12月13日 9:52 AM
太田です。
早く、夏、
来ないかなぁ。
おっ、
コレは珍しい。
肌色の回転灯をのせた
覆面パトカー。
はい、何か?
久しぶりに忙し過ぎて
疲れているようです。
written by 太田
category : つぶやき, 未分類
2016年11月29日 9:00 AM
1日で、
温泉に3件5回入りました。
すっかりふやけてしまいました。
太田です。
草津の観光名所
「熱帯園」で
有名人とニアミスしたもよう。
信じるか
信じないか。
あなた次第です。
written by 太田
category : つぶやき
2016年11月22日 9:00 AM
リタイヤしたら
暖かいところに移住するゾ。
それが夢、太田です。
ある日の東横線内でのこと。
ドア窓に貼られていた広告に
違和感を感じて近づいてみると、
分かりますか?
もとある広告の上に
何かが貼られているのです。
前都知事と総理を揶揄する
言葉が綴られています。
これはダメです。
ルール、モラルに反する
とかいう杓子定規な話ではなく
せっくのメッセージが
全く説得力をなくすから。
言いたいこと。
伝えたいこと。
聞いて欲しいのなら、
知って欲しいのなら、
本気で考えなければ。
このやり方は逆効果です。
先日の多摩美での
佐野氏の葬式ごっこと同じ。
バカがイタズラした。
それしか残ならない。
ただし、わたし
ゲリラ戦法は、決して
キライではありません。
ね、だからこそ。
written by 太田
category : つぶやき
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