BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

視線

こんなに寒いのに

奇跡的に風邪をひかずにいる

太田です。

 

ずいぶん前の話ですが

結構な大人になってから

大型二輪の免許を取得しました。

 

教習所に通っていたとき

教官から聞かされた話で

やけに印象に残っていることがあります。

 

それは

「バイクは乗り手の視線の方向に進む」

というものです。

 

左へ曲がりたければ

まず、進みたい方向(左)に

首を振り、目を向けろというのです。

これが実に面白いように

その通りなんです。

 

だから逆に、例えば

カーブに差し掛かったときに

「あっ、あのガードレール怖いな」

「曲がりきれず、ぶつかったらヤダな」

そう思って、カーブの外側に目を向けていると

目を向けた方へ寄って行ってしまうんです。

そこで、しっかりカーブの先

進みたい方向を《見る》と、あら不思議。

スーゥッ、と曲がって行くのですよ。

 

この快感は、おそらく

バイク乗りにしか分からないでしょう。

 

でも、

これってバイクに限らずですよね。

どこへ向かうのか。

向かいたいのか。

しっかり視線を向けなくちゃね。

 

written by 太田

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