2014年9月8日 10:00 AM
身銭を切る
久しぶりに、神保町へ出没したうちやまです。
学生時代、九段下まで定期を持っていたのでよく歩いて
神保町まで行っていたのを思い出しつつブラブラしていました。
私が行っていた頃は、古本屋がだんだんと減っていき
街が衰退していく悲しい薫りで充満してたのですが
なんだか様子が変わっていました!
おしゃれなお店が増えたり、お店で働いている人が
若者だったりと少し活気があったのです。
みなさん行ってみてください!
私は、本屋さんでどんな本があるのかを見るのが好きです。
店主と一切会話をしていなくても、その人がどんな人か
わかるからです。置いてある本を通して「これはないわー」と
思ってみたり、「なんて素敵なセンスなの!」と脳内でつぶやいて
勝手に店主へ親近感を感じていたり。
今や、ネットで自分の欲しい本をポチっとすれば気軽に本が買えます。
私も本を安く買うために、書店で見つけたとしてもネットで検索して
購入していましたが、ここ何年かでお金の使い方が少し変わりました。
「敬意」に身銭を切るようになったのです。
ネットでは1円で買えたとしても、著者や書店の人に敬意を払って
定価で払う。古本で買うと、著者には印税が入らないんですよね。
だから、敬意を払うほどの作品は書店で新しいものを買います。
古本だったら、その本をセレクトした店主に敬意を称して
支払う気持ちです。
確かにモノの対価としてお金を払うのですが、
どこでも買えるモノだったら「どれだけ安く買えるのか」
ではなく「誰にお金を使いたいか」として考えるようになりました。
好きなものならなおさら。
クロスの仕事は、どうなんでしょうか。
written by うちやま
category : つぶやき, 出会いの交差点 CROSS