BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

たてヨコ

新聞とってますか。

近頃もっぱら

デジタル派な太田です。

 

ただ、デジタルで

テキスト読みしちゃうと

新聞がせっかく持っている

複合的・多面的な要素を

台無しにしちゃうんですよね。

 

広告見れないし

紙面取り分からないし

折り込みもないし。

 

その日のざっくりした

全体的な空気、みたいなのが

伝わらないっていうか。

 

だから、やっぱり

紙を読まなくちゃ、ってんで

土日にまとめて目を通したりして。

それじゃ意味無いじゃんね。

 

ところで、この新聞。

主要紙は「縦組み」ですよね。

 

文字を縦に並べる縦組みは

漢字を使う言語圏だけのものです。

つまり日本と中国だけ。

 

現在、その中国でも

新聞や単行本がどんどん

横組みになっているようなので

もはや日本特有の文化です。

 

統計を調べたことはありませんが

新聞、雑誌、小説とも

いまでも縦組みが主流派です。

 

これって面白いです。

 

衣服

食事

建築

 

あらゆる分野で

西洋化を取り入れてきたなかで

活字分野だけは

ずっとこれが主流として

続いているのですから。

 

私自身、

言葉をデザインしていて

実感するのは

美しい日本語は、やはり

自然と「縦書き」が似合うのです。

 

これからも

せっかく縦横、両方対応できる

稀有な活字=日本語を

デザインしているのですから

しっかり言葉や内容を消化して

組み方向を与えていこうと思います。

 

横組みの百人一首なんて

味気ないですものね。

 

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新聞で取り上げていただいた弊社の仕事。

そんなこと、あったな。

written by 太田

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