BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

途中退場、飲食可。寄席=悲喜交交

4ヵ月後に日本のてっぺんに登る予定ですが、

10年ぶりくらに体脂肪率を測ったら、8%も増加しており

愕然となっているうちやまです。

どうやら「肥満への道」という、てっぺんを

ひとり登っていたようです。

 

先日、初めて真打ちお披露目興行へ行って参りました。

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めでたい

 

真打ちとは?

英語で言うと「Star performer」。

落語家・講談師などの最高の資格のこと。今回は落語家さんのことを

指します。真打ちになれば、寄席で一番最後に演じる「トリ」を努められ

ますし、また「師匠」と呼ばれてお弟子さんをとることができます。

落語界へ入門した人は皆、この「真打ち」をめざして修行に励むわけで

す。

晴れて「真打ち」になったあかつきに、寄席でお披露目するのがこの会。

 

最近のブームにのって、寄席(落語)デビューするならこのお披露目会は

本当にオススメ。めでたい席ということもあり、

滅多に見ることのできない重鎮の落語家たちがズラリ。

 

かなり失礼ですが、いつもはおもしろい人が一人でも居れば“御の字”な

寄席。これで~お金取るの~?と悲しくなることも。

 

そうそうたる面々がはなし終えたところで、今年真打ちになった

新・師匠がトリを飾るのです。

 

新・師匠にとってはしょっぱなから最大のピンチ!?ともいえそうですが、

見る方にとっては、滅多に見られない大師匠たちを目の前に、

ワクワクが止まりません。このめでたい席に、師匠たちはどんな噺を選ぶのか。

落語協会の会長を務めた師匠が三人も登場

落語協会の会長を務めた師匠が三人も登場

大師匠たちのお噺、今ではすっかり忘れております…。

なぜなら、お祝いの口上がとても良かったから。

 

 

ある師匠は、自分より半分も生きていない新米師匠へ

しみじみと、そしてうれしそうに

「彼が小さいころから、ずっとそばで成長を見てきて

面倒もみてきた。今日からは、ライバルですね」とひと言。

自分の孫ぐらいの年齢の子に、「ライバル」と言い放つ度量の大きさと

あまりある自信にクラっとしました。

 

そして、その言葉を聞いた時の新・師匠のうれしそうなこと!

一生懸命やってきたんだろうなと思うとなんだかホロリ…

 

芸人の世界は本当に“技”あるのみ。土俵に経つ資格はあれど、

技術がなければ同じ土俵に立てないんだなと、落語のおもしろさを

再認識したのでした。

 

 

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新・師匠に幸あれ!

 

 

<本日のまとめ>

初心者には真打ちお披露目、おすすめ!

ただし、寄席に行ったらいつもすごい人ばかり

出てくるわけでもないということを肝に銘じましょう。

 

written by うちやま

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