BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

とどくつたわる

 

母にせがまれて

相田みつおを美術館へ行ったのですが

母そっちのけで没頭してしまいました。

 

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知っていたつもりでいたのですが

新たな感動がいくつもありました。

 

30代のときは

気にも留まらなかった言葉が

今、妙に強く響いたり、

その逆で、かつて感激した言葉に

今はさほどときめかなかったり。

 

つたわる(とどく)、

つたわらない(とどかない)。

それは、受け取る側の

感性や状態、準備に

大きく委ねられるんだなと

あらためて実感しました。

 

ところで、

ご承知の方も多いことと思いますが

相田みつを氏の言葉(詩)の数々は

坊主のような他者へあてた説教・説法ではなく

自分が感じたことや自身を禁めるための

自分への、いわばメモのようなものです。

 

だからこそ

多くの人心をを惹き付けるのでしょう。

 

表現者の心構えとして

ぜひとも見習いたい一つのあり方です。

 

 

written by 太田

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