2013年11月19日 10:00 AM
偽装なのか?
いま、世間を賑わす、ホテルやデパートのメニュー表示問題。
偽装だ、許せない。と騒いでいる様子が
いつかの『自己責任問題』に似て、気持ち悪い。
何でもかんでも掘り起こして、「ほら出た。まだ出た」と
やり玉に上げる様子には、虫唾が走る。
たとえば旅行のとき。
あらかじめ思い描いたプラン通りに、全てが進むことなどあるだろうか。
天候などによって、臨機応変に対処するのは当たり前のことだ。
メニューだって同じ。
レストランやデパートなど、大勢のお客に提供する料理は
チラシやカタログなど宣伝物も作るため、かなり前の時期から準備するもの。
クリスマスメニューの写真なんかも、汗ばむ季節に撮影するものだ。
あてにしていた食材が入らない。入るけどあまり良くない。
逆に、もっと良いのがあったから、そっちに変更しよう。
そういうことは当然あって然るべき。
つまり、メニューはあくまで予定であって
その時期、その日の仕入れによって、食材の変更は十分にあり得ることなのだ。
実際に料理を提供する際に
「メニューでは○○○とありますが、本日は△△△△になります」
そう説明すれば済むケースも相当数あるだろうに
このままじゃ、メニューから具体的な表現が消えていまいそうだ。
「ほ乳類肉のソテー ややしょっぱいソース なんらか野菜添え」
そんなの、食べたいと思えないよ。
料理は名前じゃないよ。
written by 太田
category : つぶやき