2023年8月1日 10:00 AM
セミの泣き声がうるさい
たま〜に、ほんとたま〜に、もう亡くなってしまった友だちに
そっくりな人を街で見かけることがある。
もちろん、友だちは亡くなった歳のまま。
私だけ時を重ねている。
見かけるといってもすれ違う一瞬なのだけど
本当にそっくりだ。
一昨日も飲み屋でかわいがってくれた先生(お医者さんだったので先生と呼んでいた)を見かけた。
どんなことも受け止めくれそうな大きな体と
何でも教えてくれた知的な瞳で
横断歩道を渡ってきた。
暑い日だった。全部が嫌になるくらい。
「先生、わたしはちゃんと前を向けてるでしょうか」
なんでセミはあんなに泣くのだろうか。うるさい。
written by amano
category : つぶやき