BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

いのちとカタチ

デザイン上の「カタチ」の問題は

機能やセンス、好みの話にはなっても

物事の本質に直接関わるとは

あまり考えられていないようだ。

 

けれど、「カタチ」の選択や創作は

生命や社会の本質に直接関わっている。

現に命は、何かしら形を持つものに宿る。

例え精神的な存在を意識の中に作ったとしても

それも「自分」という形あってこそ。

やはり形がなければ命はないのだ。

 

自然界の生命、つまり生き物の命は

私たちには作ることはできない。

けれど、私たちが生み出す人工的なものにも

ちゃんと命は宿り、棲み着くはずだ。

 

、、、

 

そう自分に言い聞かせてみたところで

何も解決しない。慰めにもならない。

虚しさに押し潰されそうな、西の出来事。

ただただご冥福を祈るばかりです。

 

太田

written by 太田

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