2018年6月12日 2:08 PM
連結機
先日の新幹線事故に
未だ戦慄が収まらない太田です。
亡くなられた方のご冥福を
ただ祈るばかりです。
新幹線に限らず、列車の車内は
硬い内外装に覆われており
雨も風も暑さも寒さも遮断してくれ
まるで建物のごとき安心感があります。
それがひとたび
こうして密室の恐怖に襲われたり
自然災害にさらされたりすると
そこは走行中の移動空間であり、
決して安全な居室ではないのだなと
改めて思い知らされます。
そんな当たり前の事実を垣間見るのが
号車間にある連結部分です。
思えば、子どものころから
この列車の連結のところが
気になって仕方ありませんでした。
列車が揺れる度に引き裂かれるように
激しくスライドするステップや、
その空間だけは布一枚で覆われているのみ
という心許なさが、いやが上にも
「ここは決して安定した場所ではない」
移動の《空間》なんかではなくて
ここは高速で走らせている鉄の塊の中なんだ。
そう、実感させられるのです。
written by 太田
category : つぶやき