2018年5月29日 3:43 PM
たまには詩でも
太田です。たまには詩でも。
「浜までは 海女も蓑着る 時雨かな」
────滝 瓢水
これから海に潜ろうというのに
それでも、せめて海までは雨に濡れないように
海女が蓑を着ている、という情景です。
「どうせすぐにズブ濡れになるだから、意味が無い」
ことのようにも思えます。
けれど
「どうせすぐに汚れるのだから、掃除しなくてもいい」
というよに「どうせ○○だから、意味が無い」
と思ってしまうことは、突き詰めれば
「どうせ、いつかは死ぬのだから、努力なんて意味は無い」
と言う事に行き着いてしまいます。
で、海女は何故、蓑を着たのか。
それは、
せめて海に着くまでは雨で身体を冷やさないように、
わが身を思いやっているのです。
そうすることで自分の健康を守り、
良い仕事を永く続けることができます。
仕事に対する、丁寧な姿勢が表れています。
丁寧な仕事を。
親切な仕事を。
よい仕事を。
わたしも、そうありたいと
気持ちを引き締めています。
が、すぐ忘れてしまいます。
written by 太田
category : つぶやき