BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

写真はイメージです

朝ドラ観てますか?

「わろてんか」とは距離を置いた

太田です。

 

主人公の相手役である

松阪桃李くん演じる藤吉は

米問屋の倅という設定です。

 

彼の店の暖簾に『※』が

米屋の意匠として記されていた映像が

なぜだか記憶に残っています。

 

注意書きなどの頭につける

この『米印』ですが

なぜそうなったかには諸説あります。

日本人にとって大切な米を頭につけることで

「これは重要な事柄を記しています」

というメッセージなのだと

私は若いころに教わりました。

 

それが昨今。

「大切」な事柄などどこへやら。

単に「不都合なこと」の言い訳の口実に

やたら乱用されているように見えます。

 

日本で一番、売れました。

※当社独自調査

 

3ヶ月で体調が良くなった!

※本人の感想であり、効果を保証するものではありません。

 

何やねんっ!!

そもそもはナニ言いたいねん!?

『※』さえつければええ、

っちゅうもんやないやろ!!

 

こういう仕事に携わっている身として

この風潮の共犯者ではあります。

 

本来必要ではないところで

むやみに消費者や読者の注意を引くことは

避けなければならないはずです。

 

米印『※』のあり方を

いま一度、しっかり見直すべきだと

気持ちを引き締めています。

 

※写真はイメージです。本文とは関係ありません。

 

written by 太田

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