2016年3月14日 8:00 PM
ヨーロッパ旅行記 ~初めましてツンデレ国~
前回、モスクワまでの10時間に及ぶフライトで
仲良くなったアメリカ人・米MAXとの出会いで
ロシアとアメリカと日本の縮図を見たうちやま。
旅のスタートはこちらです。
ロシアに降り立つ直前、入国審査の方法もトランジットの方法も、
物価も、空港の危険度も、おすすめのウォッカも何もかも
わからない状態だったことに気づきます。
さらには、今日泊まるホテルの場所すらわからない…
英語の学力は中学生レベルな上に、ロシアは英語が通じない!
もう、頭の中は、真っ白ではなく真っ青です。
わかるのは、「ズートラスト ラヴィーチェ」と「スパシーバ」
が、ロシア語ということだけ!!
そして、どっちかが「ありがとう」で、どっちがか「こんにちは」。
中学校の教科書に書いてあったもん!
この呪文でなんとか乗り切るしかないと、腹を決めて米マックスに
別れを告げ、ドキドキマックスで入国審査へ。
審査へ向かう日本人は6人くらいしかいません。
そこで、20代らしきバックパッカー女子を発見。
ぴったりマークして、最悪はこの人に助けてもらおうという
魂胆でその子の後ろへ並びます。
不安そうにしているその子の手には『地球の歩き方』が。
絶対に空港周辺の地図が載っているから、見せてもらえれば
ホテルの場所が分かる!と声をかけたかったのですが、
極度の緊張で「すいません」のひと言がどうしても出ず…。
10分後にとても後悔することになるのです。
ひとりでロシアに来て、地図すらもってないバカな奴だと
無視されたら本当立ち直れないというネクラ魂をこんな窮地で
発揮した自分を殴ってやりたい!
駅から無料シャトルバスが出てるから、平気かなーなんて楽観していた
自分を殴ってやりたい!と。
入国審査官は、中国系の女性。同じ年くらい。
少しもにこりとしません。
航空券の名前を書く欄を間違えたため、イライラしてる!
めっちゃ怒ってる!怖い!と被害妄想が爆発寸前になるほど。
私は、消え入りそうな声で「トランジット」と
「スパシーバ」(前の女の子が言ってたのを盗み聞きした)
のたった二言で、なぜか無事入国できたのでした。
今回の教訓:旅の恥はかき捨てろ
written by うちやま
category : うちやま写真館