BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

お手紙

年の瀬も押し詰まってまいりました。

「迫る」ではなく、「詰まる」です。

 

コロナ以前から禍中にかけて

立て続けに両親を亡くしたこともあり

どさくさに紛れて

年賀状をこっそり卒業しました。

出さなくなって5年が過ぎました。

 

年賀状を送っていたときは

印刷だけって不誠実な気がして

一言、せめて名前だけでも手書きで添えようと

何百枚もの葉書の束に向かったものでした。

 

その作業は丸1日を要しました。

いつも決まって仕事納めの翌日。

ひとりオフィスにこもって一枚一枚。

その日は実に多くの人の顔を思い浮かべる事になります。

 

頻繁に会うひと

離れたところ暮らすひと

暫くご無沙汰のひと

年賀状だけのお付き合いのひと

 

ひとり一人の顔を思い浮かべながら

ペンを走らせる作業は

それはそれで温かい気持ちになれる

貴重な時間でもありました。

 

年賀状を出さなくなったいま

代わりに手紙を書くようになりました。

季節に関係なく

おもにご無沙汰気味で

ふと、お顔が浮かんだ方へ

なんとなく挨拶として。

 

ある日わたしから

あなたのもとに手紙が届いたら

特別な事でなくそういう事情ですから

驚かないでくださいね。

 

手紙は万年筆で書く派です。

written by 太田

通学

最近、学校に通いはじめました。

 

学校案内のパンフやWeb制作

といった仕事の用事ではありません。

生徒として通っています。

 

私以外の生徒は娘息子の世代です。

教師にしても似たり寄ったり。

見た目だけはまるで私が教師みたいな教室です。

 

何を学んでいるかは恥ずかしいのもあり

ちゃんと成果を出せるまで伏せさせていただきますが

学校で勉強をするというのがとても新鮮です。

(趣味や教習所の類ではありませんよ)

 

物覚えもかなり悪くなり

反復もたどたどしく

さっき教えられたことが、もうできない。

三歩進んで二歩下がる

水前寺清子 365歩のマーチ状態ですが(古っ!)

 

それでも人に教わる刺激は快感です。

無双状態になったマリオが

亀も障害物も蹴散らして疾走する感覚(古っ!)*2回目

 

そうか。

 

分からなかったり

迷ったり

悩んだりしても

人に教わればこんなにもスムーズに解決するのか!

 

勉強から長く遠かってきた

年老いた大人たちは

この感覚を忘れてしまっているのかも知れません。

自分でできる、やらねばと思い込んでいる。

 

少しだけ

アタマが柔らかくなってきました。

 

通学のためにバッグを買いしました。

何事もカタチから入るタイプです。

written by 太田

11月1日

今日から11月というのに

東京では明日2日は夏日の予想だそう。

 

鮭が不漁だとか、白菜が不作だとか

もう、そういうレベルではなく

これからの地球はそいうことなのだと受け入れて

新しい生き方に変えていくしかないのでしょう。

都心ではもう、霜を見ることはないかもね。

 

ここで、ととのいました

 

和暦の11月とかけまして

極上のステーキとかけます。

 

そのこころは

 

どちらも霜がつくでしょう。

(霜月、霜降り肉)

 

たつっちですw

霜の写真はなかったな

written by 太田

隣人

先日、取引先のとある会社さんの

創立30周年記念パーティーに呼ばれ

参加してきました。

 

立席ブッフェ形式の会のため

特に席が指定されていなかったのですが

たまたまテーブルを同じくした方々と

とても楽しい時間を過ごす事ができました。

 

この「ただ席が近かった」というのが

考えてみればとても大きなご縁です。

学生のときなど、ただそれだけの理由で親友ができたり

そういうご縁で結婚したカップルもいる事でしょう。

 

隣人のことを想い

手の届く範囲の人々と

たがいに手を取り合い

助け合うこと

そうして出来上がるのが地域であり

ひいては国を形作ることになるのです。

 

ウクライナ、、、

フクシマ、、、

ぜんぶ地球のうえで繋がっていると思うからこそ

まずは自分の手の届く範囲から

出来ることを粛々と。

 

季節はようやく秋ですね。

来たるべきこの秋を存分に楽しみましょう。

written by 太田

人間の証明

パパが亡くなってからしばらくして

ある日ママがこんなことを言い出した。

「新聞で見た渋谷にある帽子やさんに行ったの」

パパと結婚するためだけに田舎から出てきて、

何でもパパに相談して決めていた人だった。

ひとりでは何もできないと思っていた。

「へぇー」と気のない返事をしたわたしに

買ってきたという帽子と新聞の切り抜きを見せてくれた。

渋谷から表参道へ向かう青山通りにある老舗の帽子やさんの記事だった。

帽子も記事の内容も憶えていないのだけど

変わったなと思った。

 

青山通りを歩いていたら、あの帽子やさんの店先に

「急なお話ですが8月末日で閉店することにしました」と貼り紙が貼ってあった。

店の前は何度も通っていたが、自分には似合わないと思って入ったことがなかった。

でも今日は躊躇わずドアを開けた。

似合う帽子はやっぱりなかった。

大特価3000円の紙のそばに麦わら帽子が積まれていた。

形といい色といい普段は買わない帽子に今日は手が伸びた。

「これは男性モノですか」とたずねると

この店の最後となる店主らしき男性が

「いいえ女性もかぶれます」

試しにかぶって、前の方のツバをあげると

「ツバは下げてください。太陽の光から目を守ります。そして真ん中に。その方がお似合いです」

「これください」

麦わら帽子をかぶって38℃の青山通りを歩いた。

written by amano

暑中お見舞い申し上げます

ほんとうに暑い日が続きます

九州、東北の豪雨被害も記憶に新しいうちに

沖縄の台風被害に心を痛める夏でもあります

 

それでも

やっぱり夏なんです

開放的で

明るく楽しくて

 

そんな夏を楽しまないのは

もったいない

 

でかけましょう

解放しましょう

発散しましょう

 

2023年の夏は今年限り

人生は一度きり

限りあるいのち

二度と来ない今日を

かけがえのない日々を

 

あっ、えっと

弊社の夏季休業は下記の通りです。

2023年8月10日(木)─15日(火)

written by 太田

セミの泣き声がうるさい

たま〜に、ほんとたま〜に、もう亡くなってしまった友だちに

そっくりな人を街で見かけることがある。

もちろん、友だちは亡くなった歳のまま。

私だけ時を重ねている。

見かけるといってもすれ違う一瞬なのだけど

本当にそっくりだ。

一昨日も飲み屋でかわいがってくれた先生(お医者さんだったので先生と呼んでいた)を見かけた。

どんなことも受け止めくれそうな大きな体と

何でも教えてくれた知的な瞳で

横断歩道を渡ってきた。

暑い日だった。全部が嫌になるくらい。

「先生、わたしはちゃんと前を向けてるでしょうか」

なんでセミはあんなに泣くのだろうか。うるさい。

written by amano

やればできる

名言ハンター

と自称する太田です。

 

アインシュタインも

名言量産機の一人ですが

こんな言葉があります。

 

 同じやり方を繰り返していて

 違う結果が出ると考えるのは狂気だ

 

まったくもって仰る通りです。

我が身を振り返りました。

 

同じやり方でも

鍛錬を繰り返しているなら

まだマシです。

 

多くの凡人はただ漫然と

毎日を単調にやり過ごしながら

ラクして儲からないかなぁ

何もしないで痩せないかなぁ

突然モテ期が来ないかなぁ

などとダラケた夢想しています。

 

待ちの姿勢でいて

何かが得られるなんて

あり得ないのに。

 

目標を持ち

計画を立て

まず実行し

ダメなら対策を考え

また実行する

 

やればできる

やらないからできない

です。

 

為せば成る

為さねば成らぬ何事も

by ロボコン

written by 太田

方向

バイク乗りは知っています。

行きたい方向に車体を向かわせるには

まず、顔を向ける事を。

 

ハンドルを切るのではなく

車体を傾けるのでもなく

まず、行きたい方向に顔を向けて

行きたい方向を見るのです。

 

そうすることで

不思議と自然にバイクの車体が傾き

顔をむけた方向へ

スルスルと向かいます。

 

逆に、行きたくない方向

例えばカーブ外側のガードレールや

雨の日の交差点内にあるマンホールなど

怖い怖いと思ってそっちを見ていると、、、

転倒事故はそのようにして起きるのです。

 

スキー、スノボや自転車でも

基本は同じことですが

これ、乗り物に限らないと思います。

 

心配や不安、取り越し苦労など

マイナスな方向ばかり見ている人が

成長できないのは、成功しないのは

マイナスな方を見てるからです。

 

どこへ向かうのか。

どうしたいのか。

どうなりたいのか。

 

向かいたい先こそを

しっかり見つめていたいものです。

 

以前にも書いた話題のような気もするな。

まいっか。後は振り返らずで。

written by 太田

わらしべ長者にわたしはなるっ

みーちゃん

お元気ですか。

太田くんから原宿で個展を個展を開いていたと聞きました。

一歩一歩前に進んでいるんですね。

頼もしいです。

人との出会いってとても偶然で、それでいて必然なのだと思う。

うまく付き合うって、もちろん努力も必要なのだけど

その時の状況だったり、運だったりするんだなと思うのです。

景気がいいときに知り合えばいい関係かというとそうでもなくて

もう潰れそうだなというときに知り合うと、

意外とギスギスする関係じゃなかったり。

どんなときでも、相手をリスペクトできる

余裕と出来事と場所と気持ちみたいなのが

カチッと合えばうまく付き合える。

たとえ歳が上でも下でも、違う性別でも。

運は逃しちゃうこともたくさんあるけど

拾うこともできると思っているので

しばらくは下を向いて歩こうっと。

わらしべ長者を目指そう!

written by amano

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