2020年6月8日 10:00 AM
白、黒
お久しぶりです。
ここ1週間、タイトルの「色」の話をとても耳にするかと思います。
このような場所で自分の考えを書くのは少しためらいがありますが…
はっきり意思表示しておきたいと思い、あえて触れようかと思いました。
日本はその「色」に対して過激な考えの方があまりいないかと思います。
と、言うよりも核心的なことを言えば
私たちはこのどちらでもないので、あまり身近に感じていないかもしれません。
国の文化としてもこの件に関しては未熟なので、
どうしても関心が薄く他人事のような気がしています。
自分の話になりますが、私は大学からダンスを続けています。
LOCKというジャンルなのですが、
このジャンルは彼らが自分たちの思いを解放するために
作り上げたというカルチャーがあります。
言葉で伝えるのは難しいのですが、
技にも全て彼らの生活や生きている環境などのカルチャーから誕生したものが多いです。
自分がここまで生きてきた環境とは全く違う、理不尽なペナルティが課せられている生活。
そんな毎日から解放される為、自分たちの力を暴力や破壊ではない方法で訴える為に始まった文化です。
自分には彼らの良いルーツの一部を知る機会があり、本当に良かったと思います。
意思表示として。
自分は彼らにリスペクトがあります。
僕らには到底出せないような「パッション」があり、
世の中に対して自分たちの考えを発信する「力」があり、
理不尽があっても絶対に諦めない「忍耐力」と「結束力」があります。
こんなに力強い人々の存在を僕は他には知りません。
昨今のニュースでは「色」の話が先立っていますが、
本質は人間性じゃないかと思っています。
肌が何色でも善良な人間もいれば、悪意に満ちた人間もいます。
そこに「色」、「種族」は関係ないと思っています。
自分にはない物を持つ存在に対して
「拒否」や「偏見」ではなく、いつでも「中立」であり
善良な人間性には無条件でリスペクトを持てる人間でいたいと思っています。
ただでさえ忙しい世界が少しでも穏やかでありますように。
written by zenta
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