BANAPA通信

表参道にある小さなギャラリーオフィスで起こる
日々をつづるブログ

2020

いよいよオリンピックイヤーです。

皆さま準備はいかがですか?

準備が楽しすぎて本番来て欲しくない

太田です。

 

同じオリンピックでも、

ときは1998年冬の話題に遡ります。

 

原田雅彦さんに代表される

日本ジャンプ陣の活躍で

記憶に残る大会となった長野五輪。

ジャンプ団体で追い詰められた同選手が

起死回生の大ジャンプで金メダルという

劇的な結果に終わったわけですが、、、

 

当時も囁かれたように

原田さんは決して成績が良くはありません。

失敗ジャンプが多く、どちらかというと

チームの足を引っ張っていた選手なのです。

(94年リレハンメルの結果もしかり)

ご存知レジェンド葛西紀明さんなどは、

少なからず当時の悔しさがあるから

今も飛び続けていると公言したこともあります。

 

その影で、今も淡々と飛び続ける

もう一人のレジェンドが

健在なのをご存知でしょうか。

船木和喜さん、44歳です。

 

現在の活躍をここで書くことはしませんが

いま言いたいのは、その事実があまりにも

報道されない、ということ。

 

「原田ジャパン」みたいな煽り方も

葛西さんを「レジェンド」と祭るのも

決して否定はしません。

けれど、広義的には同じ〈伝える仕事〉に

身を置くものとしては、

船木さんのようにスキーや地元北海道に

地道に貢献する姿の方に興味や共感を覚え、

これを伝えたいと、改めて思った次第です。

 

皆が知っているものを後追いするでなく

自分がいいと思ったものを

自分の足で訪れ、目で確かめ、寄り添って。

そんな風に、丁寧に伝えたいと

心新たにした年明けです。

written by 太田

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